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<スナップショット>5日は芒種 特定外来生物のオオキンケイギクに要注意
5日は二十四節気の「芒種」で、芒(のぎ・穂がある植物)の種をまく時期とされ、梅雨入りが近づき、田植えのシーズンとなる。
いわき地方はこの時季、ほぼ田植えは終わり、各地では道端などに黄色い花が群生している様子がみられるようになった。繁殖力が強く、環境省の特定外来生物に指定されているオオキンケイギク。同省などによると駆除の対象で、花が咲く前か、咲いている間に根から引き抜いたものを2~3日天日にさらすか、ごみ袋に入れて枯死させ、燃やすごみとして処分してほしい、と呼びかけている。
泉町下川の県道239号(泉・岩間・植田線)沿いは、数百mにわたり黄色い花がびっしり。中央分離帯や、歩道にたまったわずかな土の上などに繁茂している。
同省によると、オオキンケイギクは北米原産のキク科の多年草で、開花期は5月から7月。コスモスに似た形状で、直径6cmほどの花を咲かせる。日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがある植物として、栽培・運搬・販売・野外に放つことなどを禁止している。
(写真:黄色い花を咲かせるオオキンケイギク=泉町下川)