21日は二十四節気の小満で、日の光が一層と強まり、万物が生長し天地に満ちあふれる頃とされる。昨秋に蒔いた麦の穂が育ち、ほっとひと安心することから「小さな満足=小満」となったともいわれている。
昨年から二毛作として麦の栽培を始めた勿来町の農家木戸安道さん(53)が管理する約50aの畑では、褐色に色づき始め、収穫を控える大麦と小麦が風に揺れている。
木戸さんが代表取締役を務める、農産物生産・加工・販売などを手がけるエヴリートの直売所えぶりーと(勿来町)では、雑穀米として大麦を販売。健康志向の高まりや、米価の高騰を受け炊飯のかさ増しとしても人気という。
「今年は天候に恵まれ、生育は良好。早ければ6月頭には収獲できそう」と期待している。
(写真:麦の栽培を行っている木戸さん)
スナップショット
<スナップショット>21日は二十四節気・小満 勿来では麦の穂が育つ
