スペインリーグ「ラ・リーガ」のレアル・ソシエダが10日、世界的なビッグクラブのバルセロナを破る大金星を挙げた▼躍動したのは日本代表の中心選手で、同クラブの育成出身の久保建英。前線で〝違い〟を生み出す圧巻のパフォーマンスで勝利に貢献した。それもMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝く活躍だ▼バルセロナは失点しても打ち勝つ印象が強いが、今季からドイツの監督が就任した影響か、ハイライン・ハイプレスで堅守に磨きがかかり、死角がなくなった。世界最高峰のチームであることは間違いなく、いかに久保が大谷翔平ばりに凄まじい活躍をみせたかが分かるだろうか▼今季のいわきは縦の速さに加え、堅守に磨きをかけたことが今季の躍進につながった。失点数は20チーム中7番目の少なさ。〝たられば〟を言っても仕方ないが、ストライカーの覚醒に合わせ、さらに整備できたなら……。いずれにせよ来季に期待がかかるチームに成長した。3年目は是非ともJ1昇格を。
片隅抄