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正月版特集「昭和愛が止まらない」町あかりさん いわきテーマに新曲リリース

 一度聴いたら耳から離れなくなる――。いわき市ゆかりのシンガー・ソングライター町あかりさん(33)の楽曲は、どこか懐かしくもポップな展開が心地よい。作詞・作曲・編曲・歌唱・衣装までを全て1人で手掛ける「平成生まれの昭和歌謡アイドル」として音楽シーンにさっそうと現れ、数々の楽曲をリリースしてきた。
 多くの市民にとってその名に触れたのは、ハマの風景を独特のディスコ・サウンドで表現し、自ら作詞・作曲した「常磐ディスコ港町」だろうか。昨年12月にはいわき市をテーマに「フラガールにゃ裏がある!」「宇宙じゃんがら踊り」を送り出し、今月19日には平字大工町のクラブソニックいわきで、地元とコラボした福島県で初のワンマンライブを予定している。
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 2010(平成22)年に活動を開始し、13年にデビューした町さん。母が小名浜出身で、いまもおばが住んでいることから、年1回は遊びに来ている中で、昨年4月に「常磐ディスコ港町」を収録したCDを発売した。
 「地方の言葉で曲を作るのがあこがれだった」。「だっけ」や「くんちぇ」といった方言に加え、メヒカリやヒラメなどの常磐ものが登場し、市内で撮影されたミュージックビデオは赤いジャンプスーツ、金のブーツのいでたちで、ミラーボールを手に歌っており、大きな話題を呼んだ。
 新曲にあたっては「いわきをフィーチャーしたい」と思い立ち、「フラガールにゃ裏がある!」は、文字通りスパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム(フラガール)をモチーフにしている。「映画『フラガール』が大好きで、ショーにも感動した」といい、タイトルはフラガールと裏があるで韻を踏みながら、華々しいステージの裏には努力の積み重ねがあり、誰もが懸命に日々生きている姿を表現した。
 「宇宙じゃんがら踊り」は、いわき地方の郷土芸能・じゃんがら念仏踊りとの出会いから生まれた。きっかけは昨年8月、いわき民報社の協力で、いわき七夕まつりに出演した際、磐城じゃんがら遊劇隊の鉦(かね)や太鼓と共演したことにさかのぼる。
 町さんは「映像では知っていたが、実際に目の当たりにし、そのカッコよさに感動した。鎮魂のために踊る背景や、地元の人たちが伝統を継承している様子にも感銘を覚えた」と振り返る。この時の縁で曲中に、磐城じゃんがら遊劇隊による掛け声が入っている。どこか哀愁ただよう雰囲気に包まれつつも、じゃんがら念仏踊りを通じ、世代を超えて人々がつながる様子を描いている。

 19日のワンマンライブは、正午から「フラガール応援歌作ったから、みんなで歌うべ♪フェスティバル!」、午後5時から「町あかり被害者の会inいわき」の2部制で開催する。
 1回目は学生以下限定。事前予約500円、当日1千円(別途1ドリンク)。高校生以下には保護者の入場もできる。2回目は事前予約3500円、当日4千円(同)。チケットの詳細は町さん公式ホームページ<こちら>からスケジュールを参照すればよい。
 寒さも吹き飛ばす、ポカポカな町あかりソングを堪能してほしい。
 (写真1枚目:新曲を収録したCDのジャケット 2枚目:磐城じゃんがら遊劇隊と共演した町さん)

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