早いもので年が明けて1週間が過ぎた。市内の小・中学校は今日が始業式。冬休みで静かだった校舎に、子どもたちのにぎやかな声が戻ってきた▼上級生を先頭に下級生が連れ立ってのいつもの通学風景が見られた。通い慣れた道だが、子どもたちの姿を見ると、あらためて安全運転を心に誓う。昨年末、信号機のない横断歩道で本県の車の停止率が68・8%で、前回より2つ順位を上げ、全国8位だったことがJAFの調査で分かった▼1位は9年連続で長野県。停止率は何と87・0%。10台中9台近くが一時停止するというから驚きだ。あるテレビ番組でその様子が放送されていた。横断歩道で止まってくれた車に頭を下げる子どもたち。感謝する子どもたちの姿に応える運転者。お互いを思いやる気持ちが全国1位につながっているんだと思った▼今年の交通安全運動福島県年間スローガンは、「わたります 止まるやさしさありがとう」。思いやりの心を忘れずに。
片隅抄