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震災14年 笑顔届け続けて いわき市で18日にワークショップ・19日に撮影会

 今年3月で発生から14年を迎える東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、「福島から笑顔を届けよう」を合言葉に掲げ、フリーランスの写真家市川勝弘さん=静岡県浜松市生まれ=が国内外で実施している笑顔のポートレート撮影の取り組み「福島スマイルプロジェクト」。
 市川さんの妻が双葉郡楢葉町で生まれ育った縁から、賛同者の協力を得、ライフワークとして笑顔の写真撮影を通じた心の復興支援を2012(平成24)年から続けている。18、19日には市内で「写真館」と題した撮影会と、初の試みとして昨年12月に実施し、愛好家の人気を博した写真撮影ワークショップ(WS)を再び行う。
 市川さんは専修大法学部卒。東京・六本木スタジオに約2年間在籍後、週刊誌「AERA(アエラ)」の表紙を撮り続けてきたことでも知られる土門拳賞、日本写真協会賞・作家賞受賞の写真家坂田栄一郎さんに師事。1986(昭和61)年にフリーランスとなり、広告業界を中心に活動してきた。
 震災と原発事故後、1998(平成10)年から2006年にかけて、楢葉町での暮らしを撮影してきた写真をまとめた作品集「FUKUSHIMA」を出版した。
 その写真展「日常」を東京・青山、オーストリア・ウィーンなどで開催するとともに、風化をふせぎ福島のいまを伝えながらも市民と市民がエールを交換し合い「忘れていない」ということを伝えるため、福島スマイルプロジェクトを立ち上げたという。
 18日は市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」2階研修室で、事前申し込み制の写真撮影WSを実施。市川さんが座学や実践(撮影会)を通じ、普段撮る写真が「ちょっと良くなるコツ」を伝授する。
 時間は午前10時から、昼休憩をはさんで午後3時半まで。定員30人。カメラまたはスマートフォンを持参するか、若干数の貸し出しカメラもある。希望者は<こちら>から。
 19日は撮影会となり、会場はラトブ1階のイベントスペース。午前10時から午後4時まで〝笑顔のポートレート撮影〟を行い、その場でプリントした写真は人数分プレゼントするほか、別にプリントし、参加者のメッセージを添えた写真はその場に展示し、即席の「写真館」を創り上げる(だれでも閲覧できる)。申し込み不要で、一人から複数人まで参加できる。どちらも無料。
 (写真:昨年12月にラトブで行われた撮影会より)

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