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いわき市水道局の官製談合事件 職員が見返りに10万円受け取った疑いで再逮捕
県警捜査2課といわき中央署は9日午後2時46分、市水道局が発注した配水管改良工事で、入札情報を漏らした見返りに現金10万円を受け取ったとして、同市泉ケ丘二丁目、市水道局工務課技術主任の真山佳幸容疑者(34)を加重収賄の疑いで再逮捕した。
逮捕容疑によると、真山容疑者は入札の秘密事項である設計金額を漏らす不正行為をし、謝礼として現金10万円を供与された疑い。また現金10万円を渡したとして、県警捜査2課といわき中央署は同2時50分、同市小名浜字定西の会社役員松原文司容疑者(74)を贈賄の疑いで再逮捕した。
松原容疑者は大松興産(同市小名浜字定西)の代表取締役で、いわき管工事協同組合理事長、県管工事協同組合会長、全国管工事業協同組合連合会理事を歴任した。
事件を巡っては、同市平下平窪の配水管改良工事の入札に際し、真山容疑者が松原容疑者らに設計金額などを漏らし、工事の落札につなげたとされている。この件に関しては、誤った設計単価で入札が行われながら、最低制限価格と一致していたため、入札情報が漏洩した疑惑が持たれていた。
(資料写真:いわき市水道局)