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高校野球福島大会 いわき湯本、勿来工が2回戦へ 磐城農、平工は初戦で涙
第107回全国高校野球選手権福島大会(県高野連など主催)第2日の11日は、涼しさを感じさせるほどの曇り空の下、県内5球場で1回戦10試合が行われ、いわき勢は4校が登場した。
ヨークいわきスタジアムの第1試合では、いわき湯本が全校応援の大声援を背に、安達を相手に9―0でコールド発進し、続く第2試合に登場した勿来工も尚志を大差で下して2回戦に進出した。
しかし、白河グリーンスタジアムの第1試合では第4シードの光南と対戦した磐城農が0―13で五回コールド負け。ヨーク開成山スタジアムの第2試合では平工が安積黎明に1―5で敗れた。
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いわき湯本は二回に打者11人を送る猛攻で7点を挙げた。
初回に無安打で先制したいわき湯本は二回、安打と敵失、盗塁でつかんだ無死二・三塁の好機に宮沢琉芽が2点適時打を放って波に乗り、その後も佐藤元春の左中間二塁打など、この回だけで7安打を集中して試合を決めた。守っても無失策、3投手の継投で相手打線を被安打3、無失点に抑えた。
小野裕久監督は「今年は去年のチームの半分も打てないが、その分、足とバント、機動力があるし守備も安定している。エース小野(隼太朗)と同様の信頼度がある神内(元太)が先発でよく投げた」と随所にチームの良さが出た試合を振り返った。
最後の3イニングをピシャリ9人、奪三振5で締めくくった2年生投手の大橋拓未は「応援がすごかったので落ち着いてマウンドに立てた」とストレートとスライダーにキレを見せた。
(写真:コールド発進したいわき湯本)