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高校野球 いわき湯本が3回戦進出 勿来工は敗れる 東日大昌平、いわき光洋は順延
第107回全国高校野球選手権福島大会(県高野連など主催)は第5日の14日から2回戦が始まり、3球場で5試合が行われた。このうち、あいづ球場の第1試合では、いわき湯本が初回に本塁打を浴びたものの二回に打者10人の攻撃で逆転、8―2で福島を下した。
またヨーク開成山スタジアムの第1試合では勿来工が第5シードの田村と対戦。1点を争う投手戦となったが、五回の3失点が重くのしかかり、1―4で敗れた。
ヨークいわきスタジアムで予定されていた「東日大昌平―会津北嶺」など2試合は雨で中止となった。「東日大昌平―会津北嶺」は15日午前11時半予定に順延。県営あづま球場の第2試合「いわき光洋―白河」も雨天順延で15日午後2時開始予定の第3試合に組み込まれた。
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初戦11安打9得点のいわき湯本が、この日も14安打8得点と好調な打撃をみせた。お家芸の犠打もスクイズを含め7つ成功。両エースの継投で2失点に抑えるなど、『らしさ』を維持したまま、いよいよ最初の難関となる3回戦に挑む。
小野裕久監督は「打てるチームではないので、ここまで点を取ってくれるとは思わなかった。序盤はコツコツと、そして中押し、ダメ押し。成長の手ごたえを感じさせた」と課題だった打撃に光明を見いだした様子だ。
先発は指揮官が信頼を寄せる神内元太(3年)。初回いきなりスタンド入りの本塁打を浴びたが、それ以外は五回まで0を並べた。六回からはもう1人のエース小野隼太朗(同)が今大会初登板。代わり際こそ失点したが、残る3イニングを9人で仕留めた。
神内は「3回戦になると甘い球は打たれるので、捕手の宮沢(琉芽・2年)を信じて投げたい」と話した。その宮沢は初戦に続いて2打点の活躍。同点打は宮沢のスクイズだった。あと一本が出ず敗れた春の県大会。3回戦では好調な打撃で適時打が出るか。
(写真:2打点の活躍を見せたいわき湯本・宮沢)