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70回の節目迎える「いわき回転やぐら」8月13~15日・内郷駅前で
内郷地区の夏を彩る「第70回いわき回転やぐら盆踊り大会」が8月13~15日、JR内郷駅前で開催される。日本一と称される回る櫓(やぐら)を誇って70回の節目を迎える中、本番まで1カ月となり、地元関係者でつくる実行委員会は当日に向けた準備を進めている。
14日に四ツ倉隆裕実行委員長らが市役所本庁舎を訪れ、内田市長に大会の成功を誓った。
いわき回転やぐらは、炭鉱で亡くなった労働者の慰霊のため、1952(昭和27)年に始まった。現在の回転櫓は2016(平成28)年に新調した高さ、縦横ともに13㍍の4代目で、LED(発光ダイオード)のきらびやかな電飾とともに、国宝白水阿弥陀堂を模した姿は圧巻だ。
2020(令和2)年以降、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中止や短縮日程が続いていたが、昨年は4年ぶりに通常開催が実現。今年は記念すべき70回となった。
本番に先立ち、8月13日午後1時から9時まで、やぐらをステージにした前夜祭が行われる。いわき総合高校吹奏楽部に始まり、キッズダンスやバンドなど多彩な舞台を繰り広げる。
初日の同14日は午後5時から、下綴青年会、御厩青年会、宮小が郷土芸能・じゃんがら念仏踊りを披露。同6時のオープニングセレモニー、同6時15分から総踊り、同6時半から盆踊りと続く。同7時からは70回記念大会として、いわき市全体の祭りとして市内のお囃子団体を招待している。
2日目の同15日は午後5時から宮誠承太鼓が出演。初日と同じオープニングセレモニー、総踊り、盆踊りに加え、同7時半からは東京・助六太鼓による盆踊りタイムを展開する。また会場の露店のほか、JR内郷駅西口にはキッチンカーが来訪する。
実行委員会によると、昨年度は5万人の入込客数があった。四ツ倉隆裕実行委員長は「前回以上の盛り上がりを作りたい。たくさんの皆さんに楽しんでもらえるよう頑張りたい」と話している。
三室千鶴子・副実行委員長、浅野直登・企画調整委員長、志賀昌則・同副委員長、平幹憲・財務協賛副委員長、遠藤史則・警備・安全管理委員長、山守章二市議が同席した。
(写真:本番に向けた思いを語る四ツ倉実行委員長ら)