いわきＦＣ ホームで札幌に１－１ ついに同じリーグでの対戦実現

　サッカー・明治安田Ｊ２リーグの第１５節として、１７位のいわきＦＣは１１日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきに、１４位の北海道コンサドーレ札幌を迎え撃ち、１―１で引き分けた。
　６戦負けなしで、通算成績は３勝６分け６敗の勝ち点１５。順位は前節と同じく２０チーム中１７位。次節は１７日、アウェーのヤマハスタジアム（静岡県磐田市）で、７位のジュビロ磐田と対戦する。キックオフは午後２時。
　いわきは県１部所属だった２０１７年の天皇杯２回戦で、当時Ｊ１の札幌を５―２で下し、その名を一躍全国区にした。あれから８年、ついに同じリーグで戦う日が来た。
　試合は前半３４分、自陣左からのクロスを入れられると、２０２２～２３年にいわきに在籍したＤＦ家泉怜依（２５）が折り返しに反応してボレーシュートを放ち、先制点を決められる。
　しかし０―１で迎えた後半２７分、ＦＷ山口大輝（２７）が自陣からドリブルで持ち上がると、パスを受けたＦＷ谷村海那（２７）がペナルティーエリアで倒されてＰＫを獲得。キッカーのＦＷ熊田直紀（２０）が冷静に左足を振り抜き、同点に追いついた。
　この後もいわきは猛攻を仕掛けたが、追加点を奪うことはできず、ドロー決着で勝ち点１を分け合った。
　田村雄三監督（４２）は試合後、「６戦負けなしだが、３連続引き分けで勝ち点６を失ったと考えており、誰も結果に満足していない。今節まで連戦ととらえており、選手たちは休み明けまた横一線でトレーニングに臨む。磐田さんは力のあるチームだが、しっかりアウェーで勝てるよう準備したい」と語った。
　（写真：サポーターの声援を受けて引き上げる選手たち）