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いわき市の野球通じた地方創生 今江敏晃さんがアンバサダー就任「球児に指導も」

 市は15日、野球による地域創生を目指した取り組み「いわき甲子園プロジェクト」の一環で、元プロ野球選手・東北楽天前監督の今江敏晃さん(41)をアンバサダー(大使)に委嘱した。
 今江さんは千葉ロッテ選手時代の2011(平成23)年、東日本大震災の被災地支援の一環で来市して以来、いわき市とは継続的なかかわりを持ち、野球教室の開催に加え、プロ野球の試合に市内の野球少年・少女を招待するなど精力的に活動しており、市の取り組みへの協力を決めた。
 委嘱状交付式が同日、市役所本庁舎で行われた。
 いわき甲子園プロジェクト設立の背景には、いわき市が小・中学生の野球が盛んで、全国大会でも活躍している一方、高校生になると県内外の強豪に進学するケースが目立つことにある。
 このため子どもたちにとって分かりやすい「甲子園」という目標を掲げながら、市と市内の競技団体が連携することで、郷土愛の醸成と市外流出の阻止につなげていく。
 2日に実行委員会が発足した中で、一線で活躍してきた立場からアドバイスをもらおうと、PL学園(大阪)で甲子園に出場し、プロとしてもキャリアを積んだ今江さんにアンバサダーを依頼したところ、快く引き受けてくれた。
 委嘱状の交付にあたり、今江さんは「震災をきっかけにいわき市とつながりができたが、さらに深い関係になることができて大変うれしい。すぐに結果が出るものではないが、行政の皆さんと一緒になって頑張っていきたい」と意気込む。
 東北楽天の監督を退任後、プロ野球経験者が高校などで指導をするのに必要な学生野球資格の回復を済ませており、球児たちにも指導したいとも語る。
 15日は内郷一中で講演にも立ち、いわき市に対する支援を踏まえ、継続する大切さを呼びかけた。
 内田市長は「福島大会の決勝で、いわきの高校同士が対戦する日を夢見ている。今江さんにご協力いただけることはありがたい」と話している。
 (写真:アンバサダーに委嘱された今江さん)

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