参院選福島選挙区で、4期目の当選を果たした自民党現職の森雅子氏(60)の当選報告会は20日、福島市鎌田で行われた。「皆さんに支えられて、当選することができた。(政治資金収支報告書への不記載を巡り)選挙戦では厳しい言葉も寄せられたが、自民党自身が生まれ変わった姿を見せられるよう先頭に立って改革したい」と述べた。
東日本大震災・東京電力福島第一原発事故当時から、県内で議席を有している自民党の国会議員は森氏のみとなり、復興に対する思いは人一倍だ。「震災にまつわる経緯や趣旨が忘れられている場面が散見され、被災地の首長から相談を受けることもある。国が前面に立って、福島の復興を果たしていくことをしっかりと示していく」と強調する。
中間貯蔵施設に保管されている原発事故に伴う除染土については、「約束通り必ず2045年までに県外搬出を実現する。8月にはロードマップが示される予定なので、中身をしっかりと精査し、ゴールを見据えていく」と呼びかけた。
当選報告にはともに弁護士で、夫の三好豊さん(56)、長女の果音さん(26)が駆け付け、喜びを分かち合った。
党県連の星北斗会長は「わが党や森さんが福島の復興や女性活躍の促進について、まっすぐに訴えてきたことが有権者に通じた」と振り返った。
(写真:家族と喜びを分かち合う森雅子氏)
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参院選福島選挙区 4選果たした森雅子氏「国が前面に立って福島の復興を果たす」







