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いわき花火大会 70回の節目迎え1万2千発超打ち上げ 6万5千人詰めかける

 「つなぐ~70年の軌跡から新たな時代へ~」を大会テーマに掲げた「第70回いわき花火大会」が2日、小名浜港1、2号ふ頭のアクアマリンパークで開かれた。
 1号ふ頭南端と西防波堤数を結んだ大胆な仕掛け花火、音楽と融合した色とりどりの尺玉、スターマインなど、1万2千発以上の躍動感あふれる大輪が港の夜空を彩った。同大会実行委員会主催。
 今大会は、B’zのヒット曲のひとつ「LOVE PHANTOM」に合わせた迫力あふれる創作花火「70年目の夏の夜が今始まる!」でスタート。
 「IWAKI70」の文字が夜空に浮かぶ〝仕掛け〟で会場を沸かせたほか、Mrs.GREEN APPLEの「ライラック」にのせた4分14秒のグランドフィナーレ「忘れられない夏 未来へつなぐ想い」まで、県内外の6煙火店が技術の粋を注いだ10号玉やスターマインの大輪が、小名浜港の夜空を熱く焦した。
 今年70回目の節目を迎えたことから、6分14秒にも及ぶメドレーに合わせた特別創作花火「夜空に奏でるSOUNDandSOUL」も打ち上げ、会場に詰め掛けた約6万5千人(大会本部発表)を魅了した。
 途中で大粒の雨が降りしきる時間帯もあったが、来場者たちは発展著しいベイエリアの美しい夜景とともに、次々と打ち上がるスケールの大きな花火を見つめ、感動を味わっていた。
 開会式では正木好男実行委員長、大会長の内田市長が歓迎のあいさつとともに、花火の協賛者とボランティアとして携わってきた約200人に感謝の気持ちを伝えた。
 また、ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」では開館時間を延長し、来館者たちに「じゃぶじゃぶ・めぐりの海」エリアなどを開放。多くの来館者がゆっくりと夜空を眺め、大切な思い出を作っていた。
 (写真:アクアマリンふくしまから眺める創作花火)

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