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いわき最初のデザイナー 昭和初期に活躍の鈴木百世テーマ 総合図書館で常設展

 いわきで最初の図案家(デザイナー)とされ、1935(昭和10)年に商業広告などを扱う「図案社」を平に立ち上げた鈴木百世氏(1901~42)。
 彼が手掛けた作品を紹介する、いわき総合図書館の後期いわき資料常設展「デザイナー鈴木百世―知る人ぞ知るいわき人―」が、同図書館5階地域資料展示コーナーで開催されている。
 今展では、このうち焼き菓子やようかん、飴、醤油などの商品パッケージの原画や複製パネル12点と、「平市と附近景勝案内」含め鳥瞰図3種などを展示した。
 当時の情景が記録された絵はがきを添えることで、パッケージや鳥瞰図と見比べることができ、来場者たちはじっと目を凝らして資料に目を通している。
 原画には「私も吟味して書いた心算ですから……」などのメモも書かれ、氏の几帳面な性格や人となりも推察される。作品は会期中に入れ替えをしていき、その都度、図書館のSNSで発信する。来年5月24日まで。
 (写真:いわき総合図書館で開催中の常設展)

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