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平のじゃんがら・からくり時計 解体工事開始 初日は足場組まれる

 平字三町目のいわき駅前大通りで4日、市民に親しまれてきた「じゃんがら・からくり時計」の解体工事が始まった。いわき地方の伝統芸能・じゃんがら念仏踊りをモチーフに、1992年4月にお披露目されたが、老朽化や修繕の難しさを理由に姿を消す。
 当初は2日から解体工事を予定していたが、許可の関係で繰り延べとなった。初日の4日には足場が組まれ、今後は電気関係に続いて、本体部分の撤去に着手する。終了は25日の見込み。
 からくり時計は、84年に東京・有楽町に設置された「セイコー マリオンクロック」に着想を得たとされ、市制施行25周年を記念して造られた。
 いわき市で発見される化石の生き物が描かれている時計の両脇が2時間ごとに開き、アレンジされたじゃんがら念仏踊りに合わせ、人形が約3分にわたりパフォーマンスを繰り広げた。
 8体の人形は地元の要望で保存される。からくり時計の目の前に立つ「ゲストハウス&ラウンジFARO(ファロ)」の北林由布子さん(55)は「この時計を楽しみにしているお客さんもたくさんいたので、解体されるのは残念。しかし人形を保存する意向は聞き入れてもらえたので良かった。それぞれ街なかの店頭に置くことを検討しているので、これからも伝統を日常に感じられれば」と話している。
 (写真:解体工事に向けて足場が組まれたからくり時計)

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