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クマ出没から人的被害防げ いわき市で初の「緊急銃猟」訓練 県猟友会と連携で

 全国的にクマが出没し、人的被害が出ている状況を踏まえ、市街地での猟銃の発砲を認める「緊急銃猟」の訓練が15日、三和町下市萱で行われた。緊急銃猟は昨年9月に新設された制度で、いわき市では初の訓練となり、市、県警、県いわき地方振興局と県猟友会平、磐城、勿来支部から約70人が参加し、万が一の事態を念頭に一連の手順を確認した。
 通説では阿武隈高地の東側にはクマは生息しないとされてきたが、近年は環境の変化もあり、浜通りでも目撃例が相次いでいる。
 双葉郡大熊町で昨年4月、統計が残る2013(平成25)年度以降で初めてクマが捕獲された。いわき市では昨年7月、同郡川内村との境に近い川前町下桶売で見かけた動物1頭が、画像から市内初のツキノワグマと断定された。
 こうした事態を受け、同年10月に「いわき市・ツキノワグマ被害防止プラン」を策定。目撃マップの公開や、クマ被害を避けるための行動指針とともに、緊急銃猟に係る体制の構築を図った。
 緊急銃猟訓練は同市三和町下市萱の好間川で、上流方向に移動するクマを住民が目撃。パトロール中の警察官がクマと認め、いわき中央署から市に情報提供が寄せられた後、現地本部が設置された――との設定で実施した。
 市職員がクマに扮(ふん)する中、参加者は緊急銃猟の要件を満たすかや、発砲場所が適正かどうか、クマが逃走した場合についてなどについて検討。上空からはドローンで追いかけ、最終的に市長の判断で、現場の職員が発砲を許可し、クマの駆除に成功したとの想定を繰り広げた。
 訓練を受け、内田市長は「冬季に入ってクマの目撃は全国的に減っているが、再び出没する時期を前にこうした訓練が行えて良かった。市民の生命を守るため、必要な呼びかけをするとともに、今後も訓練を継続していく」と述べた。
 市はホームページでクマにまつわる情報を公開している。詳しくは<こちら>。
 (写真:緊急銃猟訓練で模擬銃を構えるハンター)

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