福島海上保安部(甲村賢司部長)は26日、三崎公園沖で故障したプレジャーボートの船長を含め、乗員5人の救助に尽力したとして、ボート免許案内やレンタルボート業などを展開する「マリンサービスいわき」(小名浜下神白)サービス部長の西尾潤さん(37)=小名浜=、従業員の小川喜重さん(72)=平=に感謝状を贈った。
救助事案が発生したのは2月15日午後4時ごろ。プレジャーボート「第15正永丸」(全長10・6m)から同保安部に「三崎公園沖で釣りをしていたが、エンジントラブルで動けなくなったので救助してほしい」との電話連絡が入った。
同保安部では巡視船「あぶくま」を急行させるととともに、市漁業協同組合(市漁協)に協力を要請。市漁協から依頼を受けた同社が10人乗りの船舶を出し、同4時45分ごろ、いち早く現場に着いた西尾、小川さんがプレジャーボートに乗り込んで故障個所を確認して修理にあたった。
幸いバッテリートラブル程度で間もなく復旧したため、巡視船とともに伴走警戒しながら、定係地の中之作港に無事、プレジャーボートを送り届けたという。乗組員全員にけがなどはなかった。
■ ■
西尾、小川さんへの感謝状贈呈式は26日、同保安部が入る小名浜港湾合同庁舎で行われ、甲村部長から二人に感謝状が手渡された。
当時は夕方で刻々と視界が悪くなり、海の状態も波やうねりが大きく、二人は船体の大きさの違いもあって、故障船への乗り降りなどに苦心したという。
西尾さんは「どうにか救助したい一心で」と振り返りながら、「海保の皆さんの協力もあって何とかやり遂げることができた」と、無事に5人を救うことができ、小川さんとともに安どの表情を浮かべていた。
甲村部長は「けがなく救助できて助かった。引き続き協力をお願いしたい」などと声を掛け、二人をたたえた。贈呈式には錦部忠幸次長、中沢克元警備救難課長らが立ち会った。
(写真:甲村部長から感謝状を受け取る小川、西尾さん)
ニュース
福島海上保安部 プレジャーボート故障の救助協力で2人に感謝状






