映画を1本見ると当欄のネタに困らないことがある。もちろん中身が良質であれば、テレビドラマでも、かまわない。幸いにして生家が街なかにあり、映画館には親しみがあった▼平字白銀町の「まちポレいわき」では現在『午前十時の映画祭16 デジタルで甦る永遠の名作』と題し、往年の作品がスクリーンに登場している。来週12日からは、こちらが好きな『ゴッドファーザーPARTII』が2週間の予定で上映される▼前作から続くマフィア同士の抗争はあるが、時代はさらにさかのぼる。イタリアの片田舎から米国に移民した若きドン・コルレオーネ。ラストシーンにまつわる話がある。長男役ジェームズ・カーンがほんの数カット出演するが、その条件が前作と同額のギャラを要求した▼強烈な個性でファミリーの一角を占め、見る人に印象を与えたカーン。金額は定かでないが、このプロに徹した姿勢に納得する。自分の仕事に自信があるからだろう。