ニュース
いわき市医療センター 浜通り初 透析患者に「TAVI」と呼ばれる心臓手術行う
市医療センターは5日、浜通りでは初となる手術として、慢性透析中の重症大動脈弁狭窄症の患者に対し、経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)を実施したと発表した。手術は4日に行われた。
TAVIは胸を大きく開くことなく、カテーテルを用いて人工弁を留置する低侵襲な手術で、通常の開胸手術では体への負担が大きい患者に利点がある。同センターは2014(平成26)年に北海道・東北地方では4施設目となるTAVIが出来る医療機関の認定を受け、これまで400症例以上の経験を持つ。
同センターによると、慢性透析を受けている患者は全身の動脈硬化や血管の石灰化が強いことが多く、TAVIにはより慎重な評価と十分な治療経験が必要とされている。
このため同センターでは循環器内科と心臓血管外科を中心とした「ハートチーム」を結成し、TAVI実施の施設基準を満たす医療機関を目指してきた。今年5月に施設認定を取得したことから、初の手術が実現した。
同センターでは「浜通り地方における心臓弁膜症治療の選択肢を広げるもの。今後も地域の医療機関等と連携しながら、患者さん一人ひとりにとって最も適した治療を提供できるよう努めていく」とコメントしている。
(資料写真:いわき市医療センター)