兵庫の甲子園球場では全国高校野球選手権大会が佳境を迎えている。今年は31年ぶりにいわき勢が甲子園出場を果たし大いに盛り上がった▼甲子園が終われば巷はお盆の準備に追われる。先祖の墓の掃除と何かと忙しい。お盆の前には広島(6日)、長崎(9日)の原爆の日があり、15日の終戦の日と続く。1941年に始まった太平洋戦争によって日本人の犠牲者は300万人余を数える▼4年にわたる戦争によって国土は焦土と化したが、日本は平和憲法の下、目覚ましい復興を遂げ今日の繁栄を築いた。戦後81年、戦争体験者は減り続け戦争の記憶の風化が進む中、世界に目を向けると日本がいつ戦争に巻き込まれてもおかしくないと、感じると時がある▼こうしている間にもロシアはウクライナ侵攻を強め、中東では米国とイランの紛争が激化、多くの血が流されている。先の大戦で人類は戦争の愚かさを知ったはず。人類はいつから争いを好む動物になってしまったのか。