東日大昌平ナインの甲子園での躍進に、動画サイトの露出も日に日に増している▼青森山田戦前、元高校野球名門校四番打者は自らのチャンネルで昌平の敗戦が当然のように予言していたが、事前のチーム実績を比べたら当然そうなるのだろう▼福島大会準決勝の聖光学院戦を思い出す。下馬評で聖光勝利は動かず、昌平が3点取って逆転しても最後は春の東北王者が勝つのだと多くの人が思っていたはずだ。ワンチャンスで勝利のイニングをつくり、エース照沼を中心にリードを守り切る。まさに聖光戦の勝負強さを聖地で発揮した▼急にコンビニのスポーツ新聞が売れ、テレビではあの『ハンカチ王子』が昌平の快進撃を好評価し、緑川楓と渡辺のファインプレーが繰り返し流された。SNSでは『クールなエース』と照沼をアイドル視する。熊本代表・有明との3回戦は『初出場同士による地震被災地対決』の看板が掲げられるのだろう。周囲の喧騒に惑わされないで。