国土交通省によると、交差する道路や鉄道の下を通過する「アンダーパス」は全国3841カ所(昨年3月末時点)。普段はあまり気にならないが、意外にあちこちにある▼今年9月に鹿島町米田の「米田アンダーボックス」が冠水した現場の様子は忘れられない。目線の高さまで水没していた。国は8月の千葉豪雨を加え、いわき市での死亡事故を踏まえ、アンダーパスを巡るガイドラインを公表したと、はっきりと示している▼内田市長は27日、市は管理するアンダーパス24カ所について、大雨による冠水に向けた緊急対策として、来年3月までに「路面標示」を実施する方針を明らかにした。特に鹿島の現場は早ければ11月中にも着手する。さらに来年度に向けては、通行規制の措置に加え、遠隔による遮断機や道路情報板、赤色灯を含めた多重防御を検討していく▼大雨が当たり前になった昨今。どこにアンダーパスがあるかを、この機会に改めて確認したい。