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片隅抄

2012.10.08

昨年、世界記憶遺産に登録された「山本作兵衛炭鉱画」の展示が、市石炭・化石館で開かれている。登録された中の約120点の絵(レプリカ)が、いわきに来た▼山本氏は14歳で炭鉱に入り63歳まで働いた後、「炭鉱(ヤマ)の姿を記録し、孫に残したい」と絵筆を執り、描いた作品は2000枚とも。描いたのは、坑内の労働にとどまらない。炭住での生活やしきたり、来訪者、そして絵のすべてに説明を付けた▼1つ1つ見ていくと、これらが世界記憶遺産に登録された理由がすーっと分かってくる。自身が生きてきた場を描いた絵が放つのは、記録画としての説得力だけではなかった。炭鉱とそこの人々への慈しみにあふれた何とも滋味のある絵なのだ▼いわきでの展示は、登録を記念しての全国産炭地キャラバン展の一環。6月から釧路、夕張、宇部、長崎で開かれ、いわきで締めくくりとなる。常磐炭田を故郷に持つわれわれには一見の価値ありの絵に相違ない。

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