桜の名所として知られている平の松ケ岡公園敷地内の桜が４日咲き始めた。旧小名浜測候所の無人・機械化に伴い、昨春から小名浜まちづくり市民会議と、いわき観光まちづくりビューローによる「サクラの開花宣言」はまだだが、ようやく春の訪れが感じられるようになった▼思えば、今冬のいわき地方は、別の土地になってしまったかのような雪の多さだった。第１回いわきサンシャインマラソンの前にも雪が降るなど、当日の天候や雪による影響も含め、大会関係者をやきもきさせた▼小川町の諏訪神社のシダレザクラのライトアップは７日から始まるが、サクラの開花宣言は出されていないため、本当の春の訪れはまだ先になりそう。花見シーズンもこれから▼１日から新年度が始まった。市内の高専、大学、小中学校などの入学式も行われ、新入生は、新たなスタートに胸を膨らませているに違いない。入学した当初の気持ちを忘れずに、学校生活を送ってほしい。
