昨16日は暑かった。締め切りが終わり、会社の外に出た瞬間、日差しと生ぬるい空気がまさに真夏のようだった。小名浜の最高気温は28・6度で、愛車の外気温表示も33度だった▼全国では、真夏日の30度や猛暑日の35度を超える地域も続出。群馬県館林市で37・1度など、体温を超える地域もあったという。小名浜でも14日に平年を4・4度上回る29・3度を記録している▼いわきの本格的な夏到来を告げる「海開き」が16日に行われた。東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で昨年は、海水浴場が開設されなかった。今年は、勿来海水浴場1カ所の開設。毎日、砂浜の空間放射線量を計測し、海水浴場内に掲示する▼今年は、万一の津波などに備え、海の家は開設されず、少し寂しい気がする。開設期間は8月12日までの28日間。22年度は36日間で約18万1700人の入り込み客数だった。約1週間短いが、多くの入り込み客数になるよう期待したい。
片隅抄