民主党の代表選、自民党の総裁選が日々話題になっている▼被災地の有権者がインタビューに答えて言う。「野田さんはダメだね、1年半になるのに何も解決してないだろう」。その一方で「ここまで復興に当たってきたのだから、新しい人より経験を積んだ野田さんに頑張ってほしい」という意見もある▼民主党が期待はずれに終わったからといって、自民党に政権を任せるほど有権者は甘くない。要は「どっちもどっち」なのだろう。大震災や領土問題の対応をみても、与党に、最大野党に国民の負託にこたえる真のリーダーがいない▼だから国民は少々過激であっても、維新の会率いる橋下大阪市長や石原都知事の言動に耳目を傾ける。国会議員のセンセイですら、離党してまで2人と手を結ぼうとしているのだから何をかいわんやである。明日はわれわれ市民にとって最も身近な市議会議員を選ぶ投票日だ。いわきの未来を任せられることを信じて、1票を投じよう。