「スポーツの秋」真っ盛り。プロ野球ではクライマックスステージが始まったほか、本市でも、市中学校新人体育大会などの記事が紙面をにぎわせている▼16日夜には、サッカーの日本代表戦が行われた。相手は、〝サッカー王国〟ブラジル。13日未明のフランス戦に勝ったため、試合開始前からテレビの前に陣取った。結果は残念ながら、0―4の完敗だった。一瞬のスピードと技術が違った▼残念なことがもう1つ。フランスの国営テレビの番組で、司会者が「福島(東京電力福島第一原子力発電所事故)の影響」などと発言し、GK川島永嗣選手の手が4本出ている画像を出した。テレビ局側は謝罪したものの、いまだに故郷を追われ避難している人たちに対して失礼な発言だと思った▼司会者にしてみれば、サッカーでフランスが日本に負けたことに対する単なるブラックジョークのつもりだったのかもしれない。だが、言っていいことと、悪いことの区別は必要だ。