いわきサンシャインマラソン目前の今、市内各所で少なからぬ人が、練習に励むランナーの姿を目にしているだろう。コース沿いに設置された交通規制の告知板も第4回を迎え、この時期おなじみの光景となった▼昨年の第3回大会は、マラソン愛好者のインターネットサイトの大会レポで、堂々たる高評価を得ている。一番多い感想が「沿道の応援に感激した」だ。震災後ということもあり、いわき市民は皆「来てくれてありがとう」と、全国からの参加者を心の底から歓待、その思いが通じたに違いない▼また「毎回参加したくなる大会」とも評された。市民としてこの上ないうれしさだ。さて第4回、その言葉通りに今年も来てくれるランナーたちに、「いわき」のまちはどう映るのか▼「復興元年」の銘もついた本大会、いわきの元気と誇りが伝わり「来年も再来年も来たいまち」と思ってもらえたら…。そしてそれを成す力は、市民1人ひとりの意識に始まるものでもあろう。