いわき地方は15日に大雨、16日には大型の台風18号が通過し、強い風雨に見舞われた。両日とも、人的被害はなく、ひとまずホッとした▼15日は日直で7本の取材をこなした。取材に行く途中、土砂降りで傘をさしていたにもかかわらず、全身びしょ濡れになった。16日は台風が通過したものの、雨というよりは風台風の感じを受けた。全国的には、気象庁が先日運用を開始した「特別警報」が滋賀、京都、福井に出されるなど、台風18号の被害は甚大だった▼市の総合防災訓練が先日、7352人が参加して市内各地で開かれた。災害対策本部での訓練、今回初めて行われた原子力災害図上訓練を取材した。東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故があっただけに参加者の真剣な取り組みが印象に残った▼地震や津波、風水害などの災害はいつ発生するか分からない。万一の際、どんな場面でも迅速な行動が取れるように意識を高めていくことが大切、と思った。