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片隅抄

2010.02.02

 蛙の詩人で有名な草野心平、ライスキングの国府田敬三郎、経済学者櫛田民蔵など、小川町出身の偉大な先人たち。小川町が人材の宝庫であることをあらためて感じた▼先日、小川町の新春交歓会が開かれた。会が始まる前、「小川の歌」を出席者が斉唱した。小川の歌は、昭和22、23年ごろに草野心平が作詞してつくられたという。1番「美しきむらよ 小川」、2番「生産のむらよ 小川」、3番「明朗のむらよ 小川」がそれぞれ最後のフレーズ。地域に伝わる歌を初めて聞いて驚いた▼全国的には平成11年から、地方自治体の財政基盤を強化し地方分権を進める〝平成の大合併〟が始まった。福島県でも、それまでの90市町村から現在は59市町村となっている▼いわき市は昭和41年、14市町村が大同合併して誕生した。4月からは出先機関の再編も始まる。合併の先駆者として、小川の例を見るまでもなく、それぞれの地域の特徴を生かしたいわき市であってほしい。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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