「地産地消」。地元生産、地元消費を略した言葉で、「地元で生産されたものを地元で消費する」ことを意味し、主に、農林水産業の分野で使われている。この言葉も今ではすっかり定着している▼市では、現在策定作業を進めている「新・市総合計画」次期基本計画に、あらゆる分野で広い意味での〝地産地消のまちづくり〟などを基本的な考え方に取り入れるという▼先日、いわき産品振興会が主催していわき産品求評見本市が開かれた。初めての企画で、飲食店や旅館ホテル業などの関係者にいわきが誇る生産物や加工品などを再認識してもらい、さらなる流通の拡大を図るのが狙い。大勢の関係者が訪れ、率直な意見交換が行われていた▼当日は見本市に合わせて「いわきの食でないと!」も開かれた。いわきの食素材36種を使った料理27品が提供された。初めて食べる料理もあったが、どの料理もおいしくいただき素材の良さを実感した。今後の展開に期待したい。