先日、映画「BOX袴田事件 命とは」の先行上映会と高橋伴明監督のトークショーがポレポレいわき(旧平テアトル)で開かれた。本紙にも高橋監督のインタビュー記事が掲載された▼本紙の記事を見て驚いたことが1つ。映画の9割がいわき市内でのロケだったという。エキストラ募集の記事は書いた記憶があったものの、その後、市内でロケが行われているという記事は書いた記憶がなかったので、そんなにいわきで撮影されていたのかと感じた▼これまで、「容疑者 室井慎次」「フラガール」「僕の彼女はサイボーグ」のロケを取材した経験がある。フラガールは本当の意味で地元の映画ということで、比較はできないがほかの映画でも取材を通して応援しようという感じになったと思う▼ロケの報道という側面支援しかできないかもしれない。だが、情報発信することで〝おらがまちの映画〟として、市民が応援する気持ちや映画への関心も高まると思うのだが。
片隅抄