市内の商工業関係者との会話から。「全国レベルでのいわきの知名度はまだ低い」「いわきの地域振興、経済活性化のためにも、これぞいわきというブランドを作ることが必要」「それが地元への誇りにもつながる」▼昨日、全日本大学駅伝のテレビ中継を見て。東洋大第2区走者はいわき総合高卒業の柏原竜二選手、プロフィルを示す画面下には「いわき総合高」の表記、率直にうれしかった▼同校が前身の内郷高から校名を変更したのは平成16年。当時はOBから「校名から〝内郷〟の地名が消えるのが寂しい」という声もあった。しかし今、全国的に「いわき」総合高を知ってもらえたことは、柏原の先輩にあたるOBにとっても母校に誇りを感じることができた瞬間だったろう▼そこで、先のブランドが誇り(プライド)につながるという考え方の逆もあり、と感じた。「プライド」が「ブランド」を生むという考え方を、この場を借り、市民へのメッセージとして送りたい。
片隅抄