近ごろやたら記念日が多い気がする。語呂合わせや業界が定めた日など、調べてみたら最近だけでも、11日が介護の日にポッキーの日、12日はいい皮膚の日、13日はいいひざの日、14日はパチンコの日だった▼365日毎日が「○○の日」でもおかしくないほどだ。ただ、それぞれに解説を読むと結構面白く、家庭や職場でのコミュニケーションツールとしてうまく利用するのも悪くなさそうだ▼一方で忘れられがちなのが、二十四節気や、古来の風習による記念日ではないだろうか。例えば本日は江戸時代に由来する七五三だが、該当する子どものいる家の多くは、先週末までの休日にお参りやお祝い行事を済ませていると思う▼こちらの方も1つずつ調べると、日本の文化や歴史が分かり面白い。例えば11月23日の勤労感謝の日は新嘗祭に由来するが、子どもたちのどの程度がそれを知っているか。大人としては、これらをきちんと伝えていくことも忘れてはなるまい。