1等・前後賞合わせて3億円が当たる年末ジャンボ宝くじで、大黒様の宝くじとして親しまれている「平一町目宝くじセンター」から、1等と2等がそれぞれ1本ずつ出た▼平成14年の開設以来、年末ジャンボ宝くじに限らず、同売り場から同時に1等・2等が出たのは、これまで取材してきた中で考えても初めてだと思う。そういえば、多くの宝くじファンが売り場周辺で長蛇の列をつくっていた。だれが当たったかは知る由もないが、新年から縁起のいい話だ▼昨年から内勤になり、日直などのほか、取材に行く機会はめっきり少なくなった。だが、今年は、1日未明の小川諏訪神社の初神輿振りから、百歳賀寿、スパリゾートハワイアンズの舞台開きと、縁起のいい取材から始まった▼平成23年が幕を開けた。今年は一体どんな年になるか。経済不況など、さまざまな意味で先行きが不透明な感じがするが、せめて紙面上は、明るい話題を提供できることを願っている。
片隅抄