11月10日告示、20日投票で行われる県議選の告示まで1カ月を切った。定数10のいわき市選挙区ではこれまでのところ、現職、元職、新人合わせて13人が立候補を予定している▼本来であれば、今春の統一地方選に伴い、4月1日告示、10日投票で行われるはずだった。東日本大震災発生を受けて成立した「23年東北地方太平洋沖地震に伴う地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律」に基づき延期されていた▼これまで、平成15年と19年の県議選を取材したが、さまざまな面で今回に関しては全く先が読めない。これは、立候補予定者も、選挙執行に携わる選管関係者も手探り状態ではないかと思う。通常9日間の選挙期間も1日延長され、10日間となった。どんな選挙戦になるのか▼「選挙どころではない」と思う市民もいるかもしれない。だが、今後4年間、市民の声を県政に届ける議員の選挙だけに、ぜひ貴重な一票を投じてもらいたい。