街中を車で走っていると、交通ルールやマナー無視の高齢者の姿をちょくちょく見かける▼先日も、車線内をゆうぜんと自転車で逆走する高齢者がいた。「お年寄りなのだからしかたがないだろう、大目に見ろ」と言う人もいるだろう。しかし、高齢者といえども、交通ルールよりも自己優先であってはならない。なぜなら高齢者が巻き込まれる事故が、右肩上がりに増えているからだ。交通ルールを守ることが、自分の身も守ることにつながることをお忘れなく▼さて、今週の21日から「秋の交通安全運動」が始まる。今秋の運動は、日没が早まるこれからの時期に合わせて「夕暮れは、早めのライトが合言葉」をスローガンに行われる▼1年で最も交通事故が多発するのは、日が短くなる10月から12月にかけて。スローガンにもあるように車は早めのライト点灯で事故防止に努め、歩行者も反射材を身に着けることで、車に自分の存在を知らせることが大事になってくる。