書店にセンバツ高校野球の特集号が並び始めた。その中で2強といわれる仙台育英、大阪桐蔭など全国の実力校・伝統校に交じって、いわき海星が掲載されていた▼出場校のデータに〝グラウンド〟の項目がある。両翼90㍍、中堅120㍍級の学校が当たり前にあることに驚いたが、わがいわき海星のページを見ると「復旧作業中のため使用不可」とあった。メンバーも県外からの有力選手がいるチームとはほど遠い、地元も地元、小名浜出身の選手が多い▼今大会は、いわき海星のほかに聖光学院のエースと4番、石井成君(中央台南中卒)と園部聡君(勿来一中卒)の活躍が期待されるし、茨城の常総学院にも主将で4番、捕手の内田靖人君(中央台南中卒)、岩手の盛岡大付にも外野手の菜花大樹君(大野中卒)ら、いわきを離れて頑張っている選手たちのプレーも楽しみだ▼センバツという晴れ舞台で、いわきの選手が躍動する姿を見るのが待たれる。開幕は3月22日。