現在、愛媛県松山市で開かれている「第32回大王製紙エリエールレディスオープン」。国内外のトッププロ、アマチュア合わせて約100人が最終24日まで熱闘を繰り広げる▼記憶に新しい前回大会。同社グループ、いわき大王製紙が南台に立地する縁で勿来町の五浦庭園カントリークラブ(CC)が会場になった。華やかな前夜祭からプロアマ大会、予選、本選と計5日間取材できたことは貴重な体験だった▼特に優勝が決まる最終ホール。静寂と緊迫感が支配する中、グリーン脇の木立に身を置き、選手のウイニングパットを待つまでの心持ちは、今後そうあるものではない。しかしプロはプレッシャーに打ち勝ち、栄冠を手にできる▼第32回大会には、今夏同CCで開かれた「エリエールレディスアマチュア選手権東北大会」で優勝した郡山市の大和田紗羅選手が出場中。初日84位タイと苦戦しているが、まだ始まったばかりだ。大舞台での経験を糧にしてほしい。