年賀状を書いている。旧友から届いた年賀状に、今年こそはいわきを訪れたいと書いてあったが、まだ実現していない▼30年ほど前、その友人がいわきに遊びに来たとき、連れて行ったのが昔のハワイアンセンター。ほかには思い出すこともできないような所ばかり。時がたち市内も遠来の客をもてなす場所は増えた。その間、抄子もいわきが分かるようになり、友人の好みに合いそうなところを、案内することができるようにもなった▼いわきのどこを案内していいのか分からない―という人は意外に多い。いわきを好きになり、いわきについて調べてみると、連れて行きたいと思うところがこんなにもあるのかと、きっと驚くに違いない。友人の年賀状には「いわきを堪能させてやる」と書いた▼今年は5年ぶりに県内のみ発行の地方版「鶴ケ城と新島八重」が発売された。友人には福島をPRする意味からこの年賀状で出した。元旦に届くには25日まで投かんを。