先日、いわき明星大で開かれた「東日本大震災復興チャリティーイベント 元気祭りinふくしま」を取材した。1部はウルトラヒーローショー、2部ではIGFプロレスが行われた▼昭和世代に懐かしい正義の味方ウルトラマンなどのキャラクターが勢ぞろいしたほか、アントニオ猪木さん率いるIGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)のレスラーたちが特設リングで熱戦を展開▼私事ながら、やはりお目当ては猪木さん。現役引退から16年たつが、相変わらず元気いっぱい。マイクを手に、「北朝鮮から帰ってきたばかりです。いろいろ問題はありますが、話し合うことが大事」などと満場にあいさつ▼この人物、昔から常人と違う発想、行動力を持っている。昭和51年6月、不可能とされたプロボクシング世界王者、モハメド・アリを引っ張り出し、異種格闘技戦を実現させた。感化されたわが身を振り返り「元気」「前向き」を忘れてないか自問した。