現在、本社主催の第41回お母さんの似顔絵作品展が開催中である。30日からは、会場を「いわき・ら・ら・ミュウ」に移して第2期展示が始まるが、1点1点の作品からは、子どもたちのいちずさがひしひしと伝わってくる▼歯が大きく並んでいる〝お母さん〟がいれば、きっといつも笑っているのだろうなと思うし、また鼻の穴までしっかりと描いている絵を見れば、子どもの低い目線から、お母さんを見上げて描いたのだろうかと想像してみる。髪飾りや洋服の模様までも丁寧に描いた作品も少なくない▼このように、子はいつも全幅の信頼を寄せながら、親の姿をじっと見ている。それは、前からだけではなく、後ろからもだと思う▼そして、これは親子の間柄だけのことではないと考えている。社会において、子どもたちは大人の姿を見て、ものを考え成長していくものである。いつ何時でも、子どもたちに胸が張れる生き方をすること、それが大人の務めに違いない。