東北の湘南と言われるいわきは、雪とは無縁のようだが、それでも1月後半から2月いっぱいは冬将軍が居座るだけに、時折、降雪に見舞われることがある▼川前や三和、田人の山間部では12月に入ると寒さが一段と厳しくなり、平地と違って雪の日が増える。市民の中には雪が降ったら、公共交通を利用すればいいと考え、夏タイヤのまま冬場を過ごす人が少なくない。ただ、平地でも日のあたらない場所では、道路が凍結しているところもあるだけに、夏タイヤでは危険だ▼先月、NEXCO東日本いわき管理事務所は、冬場の高速道路走行の安全確保のため、今月1日から来年4月までの間、路面の除雪、凍結防止ための作業をスタートさせた。市内には2つの高速道が走っているだけに利用者も多く、安全確保に期待がかかる▼雪道走行には慣れていないいわき市民。わずかな積雪でも、スリップや追突事故で市内交通は大混乱。冬タイヤへの履き替えはお早めに。