交通事故発生件数が一番多い場所は交差点内だという統計がある。信号機があるのにと疑問に思うかもしれない▼しかしそこには、さまざまな要因がある。車が交差する場所だし、まして信号機のない交差点も多い。何より交通量が増えたという事がそれを助長させているように思う。また、信号機の「黄色」の解釈にばらつきがあることも否めない▼「黄色」は、交差点内に進入してしまったときや、急に止まれない場合を除いて、止まれである。ただ、右折の場合、矢印付き、あるいは時差式の信号ではない場合、黄色信号で止まっていたのでは右折できない事が多い。言い換えれば大半の車は信号無視をしていることになる。これでは事故も減るわけがない▼もちろん信号機だけの問題ではない。ドライバーのモラルの低下もある。譲り合いの精神さえあれば事故は防げると思う。ちなみに青信号は、進めではなく、「進んでもよい」だ。譲り合って運転しなさいという意味が込められている。