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片隅抄

2017.07.13

今年も高校球児たちの熱い夏がやってきた。県内各地で甲子園大会出場をかけ、熱戦が繰り広げられている。そんな中、ある試合でちょっとしたハプニングがあった▼2アウト、ランナー無しの場面、打球はバックネット周辺にふらふらと上がり、ネットに触ってキャッチャーミットに収まった。ネットに当たったボールの音はスタンドにいても気が付いた。しかし球審のアウトの判定でチェンジ、選手もベンチに戻りかけた。塁審の指摘でファールになり試合は続行されたのだが、疑問が残った▼球審には打球がネットに触れたのは見えなかったのか。すぐに判定が訂正されたのは良かったが、何か後味が悪かった。また今回の場合、捕球した選手が一番よく分かること。「ネットに触れました」と、主張しても良かったのではないかとも思った▼順調にいけば、22日に県代表が決まる。いわき市民としては是が非でも地元からとの思いが強いが、悔いのない戦いをしてほしい。

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