衆院選公示の10日から日を置かずして、各報道機関が序盤の情勢を伝えた。自民、公明の両党いわゆる与党が300議席を得る様相だという。ならば過半数を制し、政権運営も継続される見込みである▼綿密かつ慎重な情報収集による結果であろうが、過去をさかのぼれば余裕のあまり「無党派層は寝ていてくればいい」などと軽口をたたき、非難を浴びた首相がいた。まさに憤慨した寝た子が目を覚まし、投票行動に移したことがある▼だが怒る前に1票を投じることも大切ではないか。この選挙戦ただ中の動きを見れば、当初威勢の良かった新党も馬脚を現した感もする。それでも権利を行使することに意義がある▼さて22日の投開票日、市内ではさまざまな催しが控えている。サイクルスポーツ大会、街中での音楽祭、動物愛護フェスティバルなどがめじろ押し。投票を済ませてから楽しむのもいいが、期日前に投じる手段もある。便利になったことは確かだ。