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片隅抄

2018.05.25

本紙掲載広告「かつお祭り」を見ると妙に気持ちが騒ぐ。中鉢、太巻き、カツオ造りなどに加え、乾杯のビール、焼酎1本が付き値段も適価。ただし4人一組に限るため、同伴者の確保がやや難しいところ▼回数は多くないが、専門店が提供する食材は一味違う。ここ数年、不漁などで水揚げ量の減少、流通遅れが気になるものの若葉の季節に食す旬のカツオには惹かれる。個人的には酒肴もよいが、ご飯のおかずにもよい▼さてイオン、県漁連共同で開発した小名浜港水揚げのサバを使用した缶詰「さば水煮」が近日売り出されるという。生の青魚は好みでない向きもあるが、加工品であれば癖もなく食べられるだろう▼7年前の東日本大震災に伴う東電福島第一原発事故の風評は、いまだ根強い感もあるが本県沖の試験操業も続けられ、安全度を高めている。野菜、魚介類など市民が率先して1品ずつの購入を続け、安全のすそ野を広げていかなくてはならない。

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