先月、新潟市で小学2年の女子児童が殺害される事件があった。登下校時の子どもたちを見るたびに、日々の無事を祈る思い▼市内でも中央台などで不審者情報が相次いだ。いずれも中央台北中の学区内で、先月16日から26日にかけて計4件が発生した。19日には、女子高生が路上で男に手で口をふさがれる事件が発生。女子生徒が不審な車に後をつけられることもあった▼残り2件は、男子生徒と男子児童が何者かに声をかけられたという。幸いにして4件とも新潟のような最悪な結果にはならなかったが、だからといって安心はできない。つきまとい、声かけといった行為が、いつ凶悪事件に発展しないとも限らないからだ▼事件後、北中学区ではPTAが中心となって警戒を強めているが、人手の関係もありそれにも限界がある。そして時間の経過とともに警戒心が薄れるのが怖い。万が一のことを考えて、防犯ブザーを持つなど、個人が警戒を怠らないことだ。