もうすぐ夏休み。子どものころ昆虫採集だといって、長い竹の先に針金で円を作り、そこにクモの巣を絡め取ってトンボやセミを捕る道具にしたものだ。今の子どもたちはどうしているのだろう▼常葉町のカブトムシ自然王国ムシムシランドではカブト屋敷がオープン。須賀川市のムシテックワールドでも世界のカブトムシ・クワガタムシとふれあえる特別展を開催している。貴重な昆虫たちと出会う夏にしてほしい▼昔は夏休みの自由研究の課題探しに四苦八苦したものだが、幸か不幸か、今はいろんな施設がヒントをくれる。市フラワーセンターでは食虫植物について、中部浄化センターでは家庭から流れた水がどう処理されるのか、小玉ダムではダムのはたらきのことを、市考古資料館は戊辰戦争がテーマ▼日立のシビックセンターではロボット、三春町のコミュタン福島ではさまざまな科学実験が行われる。自分でテーマを見つけ、いろんな発見ができる夏にしよう。